【WCS2019ウルトラ】レックゼルネ【PJCS2019予選使用構築】
こんにちは、あへあへです。みなさんJCS予選そして3シーズンに渡るVGC2019の戦いお疲れ様でした。
最高1755最終1733とボーダーには到底届かないレートですが、
散々な結果だったサン・ムーンシリーズよりははるかにマシだったので記事にして記憶に留めておくことにしました。
(まともにレート潜らなかったのでなんなら7世代最高レートだったりする)
ちなみに今まではてなダイアリーで記事を書いていましたが、サービス終了に伴うはてなブログへの移行が可能な期限を把握しておらず現状運営による自動移行を待ってる状態なので暫定的に別にアカウント作りました。
(以下解説)
☆構築の経緯
メガシンカ及び全てのZクリスタルが解禁され上から叩けるポケモンが
増えたものの、ジオコントロールの爆発力は相変わらずであることから
ゼルネアス軸のパーティを考えることにした。
☆原案(ややうろ覚え H31.3.16第16回南白オフで使用、予選2-3)
ポケモン | 特性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | |
レックウザ | エアロック→デルタストリーム | 命の珠 | 画竜点睛 | 大地の力 | オーバーヒート | 神速 | |
ゼルネアス | フェアリーオーラ | パワフルハーブ | ムーンフォース | マジカルシャイン | ジオコントロール | 守る | |
ランドロス霊 | 威嚇 | 地面Z | 地震 | 蜻蛉返り | 剣の舞 | 守る | |
ガオガエン | 威嚇 | 突撃チョッキ | フレアドライブ | バークアウト | 蜻蛉返り | 猫騙し | |
カプ・コケコ | エレキメイカー | 妖精Z | 10万ボルト | マジカルシャイン | 挑発 | 守る | |
カミツルギ | ビーストブースト | 気合の襷 | リーフブレード | 聖なる剣 | 追い風 | 見切り |
※実数値は割愛
○コンセプトと問題点
ゼルネアスの障害となる鋼やゲンシグラードンをワンパンしうる大地オバヒを採用した珠レックウザが強いと考えた。
しかし、S操作が足りず上を取られる相手や追い風が厳しく、またレックウザがA無振りのため物理打点に乏しくゲンシカイオーガなどの処理が遅くなってしまった。
☆最終案(H31.4.13第39回がにゅーオフ及びJCS予選で使用)
ポケモン | 特性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | |
レックウザ | エアロック→デルタストリーム | 気合の襷 | 画竜点睛 | 神速 | 剣の舞 | 守る | |
陽気 181(4)-233(252)-120-*-120-183(252) | |||||||
ゼルネアス | フェアリーオーラ | パワフルハーブ | ムーンフォース | マジカルシャイン | ジオコントロール | 守る | |
臆病 207(44)-*-116(4)-176(196)-120(12)-166(252) | |||||||
ランドロス霊 | 威嚇 | 地面Z | 地震 | 岩石封じ | 剣の舞 | 守る | |
陽気 165(4)-197(252)-110-*-100-157(252) | |||||||
ガオガエン | 威嚇 | 炎Z | フレアドライブ | 地獄突き | 蜻蛉返り | 猫騙し | |
慎重 200(236)-136(4)-111(4)-*-154(236)-84(28) | |||||||
カプ・レヒレ | ミストメイカー | ウイの実 | 自然の怒り | 凍える風 | 黒い霧 | 挑発 | |
穏やか 176(244)-*-135-115-189(172)-117(92) | |||||||
モロバレル | 再生力 | レッドカード | 草結び | 怒りの粉 | キノコの胞子 | 守る | |
生意気 219(236)-*-105(116)-105-156(132)-31 |
○原案からのおおまかな変更点
・ランドロスの技を少し変更。
・ガオガエンの技を少し変更し、持ち物を炎Zに。
・カプ・コケコからカプ・レヒレに変更。
最終的にはよくある並びに。
○個別解説
元は特殊技メインの型を使っていたが、襷剣舞型を試したら無難に強かったので採用。襷のおかげでジオコンゼルネの前でも動けるのも良い。
有利対面や守る読みで打つ剣の舞はやはり強かった。
・ゼルネアス
最速かつ最低限の耐久力。臆病個体なのは別ROMで控えめ個体を使用したため。とはいえ最速グラードンなどを考えると最速でもいいっちゃいいと考えている。
ゼルネミラーの場合先発でジオコンするのは有り得ないが、先にジオコンされて巻き返せる自信がなかった(後述のバレルの存在があっても)ので削られたり吠えられるリスクがあっても基本的に先発で出していた。
・ランドロス霊獣
原案時に先発でランドとレックを並べてツンデツンデを確実に潰したり(実際そんな場面ほぼ発生しなかったが)、レックだけではゲングラの処理が心もとない、ゲンシオーガやゼルネに地面Zで大きく削りたいと言った理由で採用。耐久調整する意味はないと感じたのとグラカイの上を確実に取りたかったので最速ぶっぱ。
相手の守るを読んで剣の舞が打てたら強いと思い採用したが、多くの対面で相手に動かれるとこちらがやられる場面(主にカイオーガ)が多く、地面Z読みで守られることが多いながらも剣の舞を押す勇気がなかった。
(確か)原案時から蜻蛉返り→岩石封じに変更したが、どちらが良いかは悩ましいところである。
GSルール最強ポケモンなので採用。配分はとりあえずサン・ムーンシリーズからの配分を流用し改善案なくそのまま使うことになった。
原案時は(多分)チョッキだったが、増えてきたレック・ゼルネ・ウルネクを受けられる鋼が増加したのとゼルネのC+2ムンフォを耐えつつそれなりに削れるので炎Zを採用した。耐久力を犠牲にしたがとりあえずZを打てて(ランドは選出しないことが多い)、それなりに効果的だったので良かった。
また、地獄突きはバークアウトの方が良かったかもしれないが、ルナアーラへの安定打点や、早々とジオコン使う以上相手のバクア吠えるを止められる点(ガエンZを採用しない場合DDラリアットの上位互換と考える)を評価した。
原案ではレックウルネクを上から縛れるコケコを採用していたが、原案時のツルギに比べ選出しやすいS操作及びフィールド書き換え、眠り防止要因としてレヒレに変更した。
相手のレヒレの補助技を嫌い、挑発を採用したことで耐久はゼルネの183+2ムンフォ耐えのみにとどめ、残りをSに割いた。
凍える風を打っても速いポケモンの多くを抜けないが、レヒレミラーでは全て先手が取れたのと挑発は読まれなかったので間違っていなかったと考えている。
ただ、後述のモロバレルの存在やパーティタイプを考えると黒い霧はリフレク・光の壁・癒やしの波動等再考の余地があった。
元々モロバレルを採用していたが、S操作がほぼなかったので南白オフではカミツルギを採用したところであったが、選出しづらいのとトリル耐性が薄いこと、そしてレッドカードによるゼルネアスの強制退場が強いと考え再び採用した。
メガゲン入りにゼルネと強引に出して初手両守るからの怒りの粉でレッカ発動させてメガゲンを追い出すようなことをしたかったので守るを入れた。
攻撃技はレッカでゼルネを解決する気だったので草結び。配分はVGC2018(どころか元をたどるとVGC2015)からの流用。
レッドカードは前述のゼルネミラーでこちらが先にジオコン打つ臆病プレイングが相手にも控えがいる状況でジオコン打ってくる状況を誘発することが割とあったので噛み合った感じだった。がにゅオフでは予選で2回決まったおかげで予選抜けできた。(別の状況でガオガエンやゲングラが出て裏目るパターンもあったが…)
あと、味方の攻撃に対しても発動する(味方が飛ばされる)ことを今回の予選で初めて知った。
トリル耐性役としては相手のトリルタイミングにうまく合わせられない事が多く全く機能させてあげられず、JCS予選ではトリパ相手に全敗を喫してしまった。(余談だが、撤退した対戦でトリパなのにウツロイドが最速ゴーグル型で思わず天を仰いだ)
○選出と立ち回り
選出パターンはまともに考えずに本番を迎えてしまったのだが、
・ゼルネ ガエン レック レヒレorバレル(ゼルネミラーの場合は特にバレル、ただしグラゼルネの場合は出さない)
・ゼルネ バレル レックガエンorランドorレヒレ
・レック ガエンorレヒレ ゼルネ@1
が主だった。
立ち回りは(立ち回りと呼べるものか怪しいが)やや苦手な相手がいても強引に先発ジオコンやっていた。
後半はアドバイスもありレックを先発に出すことも覚えた。
結果:30勝12敗最終1733
全体としてオーガ入り、トリパへの勝率が悪かった。
オーガ入りにに対しては特に先発、トリパに対しては立ち回りが悪かったと反省する。
○VGC2019総括
3シーズン制となり各ルールの準備期間が短い中で(条件は皆同じだが)、考察および実践の物量が圧倒的に足りずサン・ムーンシリーズではINCまでに納得のいくパーティを用意できず、ウルトラも最終的にはいわゆる「しょうもな6」と呼ばれるテンプレの並びを使うに留まってしまった。
更にVGC2018からの足掛けになるが、ここ1年休職するレベルで体調を崩してしまったのも重なり、正に心技体すべてを欠いた状態での戦いとなった。
その心技体全てを万全な状態でVGC2020へ挑むためにまず「体」の部分を中心にこのシーズンオフの過ごし方を考えねばならないと思う。
また、どうしても時間を確保しきれない部分はあるので、せっかくオフを通して得た人脈も使い他人からの助言も積極的に受けるべきだと感じた。
しかしながら最後まで挑戦することは諦めず、(コウヘイさんの助力もあったが、コウヘイさん本当にありがとうございました)1700台中盤までレートを伸ばしJCSの舞台が僅かながらにうっすらとでも見えたことは自分の中で収穫であり、来るべきソードシールドに向けても「諦めない」心で精進を続けたいと思う。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。